ガジェオタ高校生の独り言

工業高校へ通うガジェオタの日記みたいなもの

音楽はタダではない

音楽。人間が古くから親しんできた娯楽であり今でも衰えを知らない。

しかし、音楽業界は衰えてきている。

 

かつてSONYWalkmanが大ヒットし音楽を持ち歩くという文化が定着した。

そのWalkmanもまもなく40周年を迎えようとしている。音楽の記録媒体もアナログの磁気テープからデジタルのメモリへと進化している。

 

今やいつでもどこでも音楽を聴くのが当たり前となった。しかし、その音楽はかつての音楽とは違う。

少し前までは当たり前だったCDを買ってモバイル機器に取り込むという行為が当たり前ではなくなってきているのだ。

 

今までの当たり前

WindowsXPの発売により、一般人にもPCが大幅に普及し、iPodの発売もありCDをPC経由でモバイル機器に取り込むという行為が当たり前となっていた。

この当時も既にCDの売上は落ち始めていたがまだ今と比べてCDを購入する人は多く、売上も充分だった。

 

音楽のデジタル化

iTunesの登場を皮切りに音楽はデジタル配信へと移行していくことになる。音楽はPCやスマホで購入する時代となり、CDは益々売れなくなっていった。しかし、まだ音楽はお金を払うものというのが当たり前であった。

 

現在の音楽

現在はほとんどの学生がスマホを持っていて、スマホで音楽を聴くというのが当たり前になっている。僕自身もスマホで聴くことは当たり前になっている。

では、その音楽はどこから入手しているのだろうか。僕の学校の友人達でCDを購入しているという人はまず聞かない。ではダウンロード購入しているのか。それも違う。

どう入手しているのか。それは、無料音楽アプリと呼ばれるものだ。

開発元はよくわからない無名の存在であるが、大量の音楽が無料でダウンロード出来たりストリーミング再生することが出来る。これらのほとんどは中国から配信されており、アプリ名や開発元が違っても中身はほとんど同じものである。

 

無料音楽アプリはほぼ違法

無料音楽アプリのほとんどは違法アップロードされた音楽が配信されている。中国だから違法ではないなんてことはない。世界各国どこでも著作権は存在しており、違法性は同じである。

配信者側は完全に違法だが、使用者側はほぼ違法となる。ほぼ違法というのには理由がある。実はダウンロードをしない、つまりネット上にあるものを聴くだけ(ストリーミング)の場合は違法性が無い。ダウンロードした場合でも違法アップロードされたものと知らなかった場合は処罰の対象から外れることもあるが、知らなかったと主張すれば良いだけではないため処罰される可能性は充分にある。

 

YouTube型無料音楽アプリ

これはYouTubeにアップロードされている公式のMVや違法アップロードされた音楽をダウンロード出来るアプリがほとんどだが、公式にアップロードされているものに関しては合法なため、私的利用であれば法律上違法性は全く無い。ただ、YouTube利用規約ではどんな場合でも、原則動画のダウンロードを禁止しているため規約上は良くない。

もちろんYouTubeでも違法アップロードされていればそれは処罰の対象となる。

 

お金を払うのは馬鹿馬鹿しい

特に学生でこんなことを聞くことがよくある。実際僕の友人が言っていることもあった。

確かに、無料で入手出来る手段があり、多くの人が無料で手に入れている状況でお金を払うのは馬鹿馬鹿しいのかもしれない。でも、それが正しいのだろうか。

無料音楽アプリが違法ということを知っている人であればそれは正しくないと思うであろう。しかし、馬鹿馬鹿しいというほとんどの人は違法ということを知らない。

 

ゲームアプリや様々なサービスが基本無料の時代なため、なんでも無料というのが当たり前となってしまい何も疑うこと無くこのような事が起きてしまっているのだ。

しかし、その基本無料には理由がある。LINEやTwitterでも広告があり、ゲームでは課金があったりもする。そこから収入があるため無料で成り立っているのだ。

では音楽の場合はどうだろうか。無料音楽アプリは広告があるとしてもそれは全て開発元に入っており、音楽の製作者やアーティストには全く収入が入っていない。

これでは無料音楽アプリが使われる度にアーティストには損失が発生してしまい最悪の場合活動出来なくなってしまう。つまり、音楽が聴けなくなってしまうのだ。

 

音楽業界の今

近年はコンサートやフェスなどが毎日いたるところで開催されており、アーティストは儲かっているように見える。コンサートに行きたいという人も増えているのが現状であり音楽業界は多くの収入を得ているのも事実だ。

しかし、音楽というのは曲。曲が売れなければそれは音楽業界が儲かっているとは言えないのではなかろうか。

曲が売れれば今よりもアーティストの予算が増えて必然的にイベント等への投資額も増える。公演回数を増やすことも出来る。そうすればチケットの高額転売も無くなる。

コンサートはあくまでおまけであり、本来は曲を提供することが仕事なのだ。

 

音楽はタダではない

音楽はお金を払って聴くのが当たり前だ。だが、実は合法的な無料音楽アプリもある。AWASpotifyだ。これらは定額制音楽配信サービスであり、ストリーミングが基本だ。でも、ストリーミングだから合法というわけではない。利用料金の一種として広告付きで無料というものがあるのだ。この広告収入はもちろんアーティスト側にも入るようになっている。

 

現在一番アーティストが儲かるのはCDだ。その次に定額制音楽配信サービスがあり、実は一番儲からないのがダウンロード販売だ。

定額制音楽配信サービスはどのサービスも月1000円以下で聴き放題だ。僕は今LINEMUSICを使っている。毎日常に音楽を聴いている訳では無いので学割で20時間300円のコースを使っている。

CDよりは安く済むし、アーティストにも収入は入る。これくらいの価格なら小遣いの範囲で充分足りる。

 

アーティストにお金を払って音楽を聴く。

無料コースで良い。せめてアーティストに収入の入る手段で音楽を聴いて欲しい。